求道blog

山岡鉄舟(2)

Posted in 剣・禅・道 by UBSGW on 2006年2月5日

山岡鉄舟について再び。
鉄舟について興味を持ったのは中村天風の著作を読んだことがきっかけでした。5,6年前に初めて中村天風の著作に接して、大きな感銘を受け、その著作の一節に次のようなものがありました。「晴れてよし、曇りてもよし、富士の山」。ああ、いい言葉だなと思いつつもこの時は天風の自作なのかな、と思っていました。それが今年のはじめ頃に偶然、小倉鉄樹『おれの師匠』島津書房刊を読み、そこで初めて上記の言葉が鉄舟のものであることを知りました。(この本については近いうちに項を改めて書いてみます。)

「晴れてよし、曇りてもよし、富士の山、もとの姿はかはらざりけり」
これが鉄舟自身の本来の言葉でした。

ひとりの人間が実社会で生きていくなかで、さまざまな毀誉褒貶に晒されることはいうまでもありません。そして、不遇の時に如何に処するかでその人の人格が露わになっていくような気がします。しかしながら人間はともすれば弱気になりますよね。たった一人でも真意を分かってくれる人がいれば、それだけでも人間は強くなれるはずですが、そのたった一人すら身近に見いだせないとき、上記の鉄舟の言葉は大きな励みというか、救いになってくれる気がします。(つづく)

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