求道blog

山岡鉄舟(3)

Posted in 剣・禅・道 by UBSGW on 2006年2月6日

鉄舟についてもう少しだけ。

鉄舟は生涯を剣・禅・書にうちこみ、中年を過ぎた頃に悟りの境地に達したと多くの書物に書かれています。「悟り」と書くとなにか怪しげに聞こえてしまうのが残念ですが。
大悟徹底した(たいして変わりませんか・・・)というか、安心立命の境地に至ったということなんでしょう。私はこの鉄舟の”悟り”を、周囲からの評価・評判にとらわれることなく、また自分自身の内面的な充実感を得たということではないかと捉えています。

『鉄舟随感録』の中には、鉄舟が大悟する契機となった出来事が鉄舟自身の言葉で記されています。その出来事とは、なにもインドの聖地で刻苦勉励したとか、怪しげな術を身に付けたりとかいったものではなかったようです。一人の商人がなにげなく鉄舟に語った商いの秘訣が、鉄舟をして剣道にも禅にもつながる真理を感得せしめたというものでした。日常生活の何気ない出来事の中から、自分自身の問題意識や肉体的鍛錬(鉄舟の場合は剣道の稽古)を通じてより高い次元のなにものかを見出したということなのだと思います。もちろんそうした契機を得るに至る以前の数十年にわたる勉学や稽古が前提になっているのでしょうが。私としては、鉄舟が大悟したきっかけが普段の生活の中にある、ささいな出来事であったことが非常に印象深かったわけです。

ついでに言えばわたしは宗教にはほとんど興味がありません。一応は仏教徒ですが。
無駄にお金のかかることは大抵嫌いです。そもそもお金持っていませんし・・・

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