求道blog

双葉山~相撲求道録

Posted in 剣・禅・道 by UBSGW on 2006年5月29日

私自身は双葉山の全盛期を直接には知りませんが、木鶏のエピソードからフト興味を持ったので読んでみました。勉強になります。

双葉山が三役から転落した時の回想

 たまたま勝越して三役にのぼったといってみても、実力がこれに伴わなければ、振りおとされるのは当然至極で、少し位背伸びをしてみたところで、追っつきうるものではありません。こういう羽目にぶっつかると、だれしも自分自身の素質について疑いをいだくようになり、心に迷いを生ずるものです。この「疑い」と「迷い」に負けてしまえば、それで万事がお終いなのですが、幸い、なんらかのきっかけで自信を取りもどすことができれば、それでまた立ちなおることも不可能ではないのです。

技について

 ・・・「無意識」のうちに「技」が出てこなければならないのです。・・・意識と身体とが二途になっては駄目なのです。この二つのものが、あくまでも渾然たる「一枚」となりきらなければならないのです。

横綱の強さ

 横綱ともなるほどの力士は、衆にすぐれた力量を備えているはずであるのに、時折横綱の敗北という現象がみられるのは、やはり気分的に固くなったり、調子をおろしたりするからではないかと思われます。・・・要は、体にも気分にも、いわゆる「シコリ」をつくらぬように心がけて、かねて修練した実力を、十分に発揮しなければならないのです。

双葉山の人気について ~吉川英治の描写

 低いところから落せば欠けない物を、勝手に高所までさし上げて行って落すのが人気の特質である。

木鶏のエピソード
 69連勝で安芸海に敗れた際、心友の一人であった竹葉秀雄が「サクモヨシチルモマタヨシサクラバナ」と打った電報に対して、双葉山からの返電が「ワレイマダモツケイニアラズ(我未だ木鶏に非ず)」、さらに負けて「サミシイデススグオイデコフ(寂しいです。すぐお出で乞う)」であったとのこと。

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