求道blog

『風の男 白洲次郎』

Posted in 書籍一般 by UBSGW on 2006年7月21日

再読。
当ブログにはキーワード”白州次郎”で多くの方に来訪頂くんですが、特に昨日今日と急激にアクセス数が増えていたのでなぜかな?と思いましたら、テレビで特番があってたんですね。そんなこんなで改めてこの本を書棚から取り出して眺めてみました。

「人に好かれようと思って仕事をするな。むしろ半分の人間に積極的に嫌われるように努力しないと、ちゃんとした仕事はできねえぞ」

青柳恵介著『風の男白洲次郎』
ところで、ある人の評判が高まると逆にけなしだす人もおられるようで・・・。
某オンライン書店の投稿書評で典型的なのを目にしました。白洲次郎個人を貶しているというわけでもないようですが・・・。
良書は、武器や道具ではなく心の糧にしたいものです。しかしこの本を読んでアレだとナンですか・・・
(あえてその書評を読んでみようと思われる向きは http://www.bk1.co.jp/product/1913763/review/437773)
別段他意はありません。そういう読み方も出来るのか、と勉強しました。

私が白洲次郎をとりあげた著作を読むたびに思うのは、「自分なりの思想・価値観を持つ」ことの大切さです。周囲から好かれる人だろうが嫌われる人だろうが、評価の高い人だろうが低い人だろうが、人だろうが本だろうが思想だろうが、まずは自分の目・耳で聞いて見て読んで、そして自分なりの評価を下す、学ぶ、楽しむ、よろこぶ。もしも自分が読んでみて気に入らなければ、一般的な評価が高かろうがベストセラーであろうがそれなりの評価しかしないし(それを公言する必要は必ずしもないでしょうが)、一方で世間からそれほど認められていないようなものでも、自分が良いと思えば高く評価する。私はそういう姿勢を好みます。自分自身もそうありたいと(半ばないものねだりでしょうが)常々思っています。そういう意味では白洲次郎人気というのはとても逆説的なのかも知れません。自分なりのものの見方を大切にした白洲に集まる関心が、もし一種の流行に過ぎないとすれば、ですが。

最後に。自分なりの見方にこだわったという点では、骨董の目利きであった白洲夫人正子と次郎ははやはり似た者夫婦ということになるんでしょうね。
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