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島田雅彦『語らず、歌え』

Posted in 日本文学一般 by UBSGW on 2006年10月10日

読了。

島田雅彦による評論・エッセイ・アフォリズム・・・。

感想?
書けません。

著者が、語らず歌うのだから
読者も語らず耳を澄ますばかりです。

音楽批評ほど無味乾燥なものもそう多くはあるまい。楽曲分析をして新規に演奏法を開拓したり、作曲家独自のテクニックをつまみ出してみるのならともかく、点数をつけたり、いい悪いをいうだけの批評なら、その人が偉くならなければ話にならない。・・・僕は音楽について語りはすまいと思う。語るより音楽に合わせて歌うだろう。

島田雅彦『語らず、歌え』

結末が分ってしまえば読む気の失せる物語も文学なら
読んでみなければ味わえない言葉の集まりも文学・・・か
次の島田みずから訳したマンデリシタームの詩集「石」の一節は心に残る。

泡のままでいてくれ、アフロディーテ、そして言葉よ、音楽のもとへ帰るんだ。

同上
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