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追究と追及~マスメディアについて

Posted in 報道・ジャーナリズム by UBSGW on 2006年10月10日

追究:物事の問題点や真相を深く調べて明らかにしようとすること
追及:責めたり問い質すことによって相手を追いつめること。

さて、マスメディアの役割はどちらでしょうか。

どちらか一方、というわけでは決してないとは思いますが。
それに役所の広報レベルの記事も決して見過ごせませんし。

ただ、一つ言えるのは基本的に「追究が追及に先立つ」ということではないだろうかと思います。

新聞倫理綱領に次のような一文があります。

おびただしい量の情報が飛びかう社会では、なにが真実か、どれを選ぶべきか、的確で迅速な判断が強く求められている。新聞の責務は、正確で公正な記事と責任ある論評によってこうした要望にこたえ、公共的、文化的使命を果たすことである。

ここに言う、「何が真実か、どれを選ぶべきか」を知りかつ選択するのは広い意味での”市民”です。マスコミに求められるのは、「市民が知り、かつ選択する」ための情報を提供すること、すなわち「正確で公正な記事と責任ある論評によってこうした要望にこたえ」ることです。

もちろんマスメディア自体も各々が市民である限り、自らの責任において自己の意見や価値判断を表明する権利があるわけですが、基本的にはマスメディアに求められているのは、吟味された事実情報の提供であって、価値判断は情報の受け手(読者)に委ねられるべきものだと思います。したがって論説・社説以外の部分では、読者に予断を与えかねない言い回しや価値判断は皆無もしくは極めて抑制的でなければならないはずです。

しかし、現状は必ずしもそうではないような気がします。

実際のところ、”客観的事実”だけをつなげてそこに予断と偏見を含ませることはさほど難しいことではありません。いや、はっきり言えば簡単なことです。

しかし、

「その気になれば出来るんだけど、でも、あえてやらない」

それこそが報道における”倫理”(の一部)であるはずです(報道だけに限りませんね)。逆立ちしても出来ないようなことは「法だ、倫理だ」なんて言わなくてももともと出来ないわけですし。

追究と追及から外れてしまいましたか・・・。

追及することも時には必要でしょうけどね・・・。特に相手が強者であれば。しかし、やるならしっかり追究してからでなければならないでしょう。

責任なきところに自由なし
自由には責任がともなう

黙っていても役所から垂れ流されてくる情報、努力せず手に入れた情報をもとにして他を非難するなんてことはまさに”責任なき自由”かな。
ま、非難する相手が役所ならいいかも。

そういう私も、デスクに坐ってネットで情報集めてこんな記事書いてる・・・。

反省するべき!?

でしょうね・・・。

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