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住居侵入容疑で誤認逮捕(三重県警)

Posted in 警察・司法 by UBSGW on 2006年11月22日

今年4月に住居侵入事件が起きた際、事件と無関係の男性を誤認逮捕

男性は逮捕直後から一貫して容疑を否認し、物証もなかった
県警は「目撃情報を過信したのが原因」とし、20日、男性に謝罪

読売新聞

22日間の拘留後に処分保留で釈放。その後、嫌疑不十分で不起訴
別の住居侵入容疑で逮捕した無職男が犯行を自供していると10月に連絡があり、再捜査の結果、誤認逮捕と判明

共同通信

周防監督の新作について前エントリで書いたばかりですが、こうしたケースでは積極的な反証が出て来ない限り(当然と言えば当然ですが)泣き寝入りせざるをえないのが現状のようです。有罪とまではいかない場合でも、報道とそれによる社会的ダメージを考えるとさきの周防監督のいう如く「疑わしきはとりあえず罰せよ」というのが現実のようです。
ここ最近、微罪検挙や誤認逮捕・冤罪事件の多発が目につくような印象を受けるのは気のせいでしょうか・・・。なんだかこれも構造的な問題のような気もします。そんな”気配”を感じるだけですけれど。微罪でも「罪は罪」ということはもちろんありますが、些か気になります。
そういえば、規制緩和がさかんに唱えられていた頃に「事前規制」から「事後処罰へ」という言葉をよく聞かされましたが、その一環なのか?などと臆測してしまいます。
「おいおい、そういう話だった!?」
なにはともあれ「ルール」はルールとしてキチッと守るのが一番の防衛策、とは言えそうです。よ、ね?。

(追記)
この件について矢部先生が書いておられます。「元検弁護士のつぶやき」の記事

被害者が犯人に間違いないと証言したというのも怪しい話・・・遺留されていたおしぼりに供述が誘導された可能性を疑います

被害者の証言に頼った挙句の誤認逮捕について以前も書きましたが今回も真相は明らかにならないまま終るのでしょう。被害者証言によりかかった供述誘導はあっただろうと私も思います(拘留期限いっぱいしっかり拘留してますから)。確かに「検挙する」方向で事を進めようとするなら牽強付会がいちばんてっとりばやい方法ですし。

「まず結論ありき」は政治の世界でなら分かり易くて評価されることをありましょうが、捜査機関が「それをやっちゃぁおしめえよぉ!」(寅さん調)のはず。「政治化」ってのは時と場合によっては民主社会を(まだそんなものが存在すればのはなしですが)害することになりはせぬか、と思うことしきりです。そんな大層な話でもなく単に検挙の成果(数値)をあげる欲求に負けただけなのかも、ですが。

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