求道blog

拝金主義ならぬ拝数主義

Posted in 政治 by UBSGW on 2007年7月29日

今朝の新聞テレビ欄を眺めてみたところ、各局とも軒並み参議院選挙特番を組んでいるらしい。ま、当然か。

年金問題、教育再生、競争原理、格差社会・・・。
争点は山盛り状態。

親政府与党(いや、親安部総理というべき)某新聞あたりは、自民党の敗北は「改革の後退」であり「北朝鮮の思うつぼ」だと臆面もなく述べている。さらに「年金問題は解決済み」とも。社会の木鐸が聞いて呆れるばかり。いまだ精査に着手すらしていないという年金記録問題のどこが「解決済み」だというのか。政府与党が「○○します」「調べます」「払います」と手形を振り出したことをもって「よしよし、万事オーケー!」とでもいうのかね?おめでたいネ。もちろんわたしだってそれが「空手形」でないことを祈っているが、政治家のお言葉を頂戴しただけでもう何かが実現したかのように信じるほど暢気ではない。

改めて振り返ってみれば今日までの現政権の「実績」とやらはその多くが「言葉だけ」、「振り出されただけの手形」にすぎない。教育問題をとってみれば、たしかに教育関連法の改正はなされたとはいえそれで本当に教育を建てなおすことが出来るかどうかは全く未知数だ。現時点ではそれらの法改正がさらなる教育の荒廃をもたらすことも十分に考え得る。私見ながら私自身はそうなるだろうと予想している。教育問題に限らずとも最チャレンジ、イノベーション、北朝鮮問題・・・実績と称されるものの多くは(いまのところ)形ばかりの改革にすぎず、それがほんとうに実績と呼べるものになるのかどうかは今後数十年の時日を要することはいうまでもない。単に現状をいささかなりとも改めるることを以って「改革」だの「実績」だのと臆面もなく言える者なぞむしろ詐欺師と呼ぶべきかもしれぬ。

「政治家とはそういうものだ。未来を見据え、敢えて甘言をなすのも政治家の仕事だ」という向きもあろう。そうなのかもしれぬ。しかしこの国には、繰り返し繰り返し念仏を唱えているうちにいつのまにやらそれが現実だと思い込むような癖がある。「民主政治」「人権尊重」「法治国家」「経済大国」。バブル期に"Japan as No.1"なぞと言われてその気になっていた日本はまさに「阿呆まるだし」であった。日本は自由な国、民主国家だと言いつつ、そのかたわらでは経済的困窮から餓死する人がおり、冤罪に苦しむ人がおり、そして言論の自由とやらもどうやら怪しい。「改革」「改革」と念仏を唱えているだけにもかかわらず、あたかもそれが既に実現したかのように信じ込むことなぞ造作もないこと。

前置きが長くなりすぎた。

何気なく口にする(口にされる)言葉を、ときには深く掘り下げ、吟味し、自省すること。これは獣ならぬ人間が持つべき習慣であり、教育というのはそうした習慣を身につけさせ深化させることだと私は思うのだが、浮世においてはそのような態度をうかつに示してしまうと面倒事になることもある。

曰く
うざい
そんなことない
おまえは間違ってる
偏屈、変人、ヒネクレ者

「獣ならぬ人間、だと!?あたりまえでしょ。獣はケモノ、人間はニンゲン。ばっかじゃないの?」

いやぁ、そういうことじゃないんだけどぉ・・・(ぶつぶつ)。
馬鹿いうやつがバカなんじゃ、おんどりゃ~!!

(ま、どちらでもいいんだが。ヒネクレ者はヒネクレ者の道をゆくのみ。)

おっと、はなしが脱線してきた。

「あなたの言う実績ってなに?」
「あなたの言う格差ってなに?」
「あなたの言う競争ってなに?」

・・・・・・・・

どうも一向にタイトルに結びつかぬ。

いや、ま、格差とか年金とか、「カネカネカネ」が争点だとマスコミ(サンケイ除く、ね)は言うが、もちっと掘り下げてみるとカネつーよりか、金持ち貧乏人問わず「数字数字数字」に追いまくられることに疲れ果ててるってのが今の世相かな、なんてことを考えたものですから。

売上げ、利益、合格者数、達成率・・・・・・・・。
それはそれってことじゃ、だめですか?

片や数字(実績)を求められて悪戦苦闘する庶民。
片や納めたはずの数字がいつのまにやら消えていた不思議。

そのとき生じた怒りはなにも金や数字に向けられたものではない。

「じゃ、おまえたちは何をやったのだ?何を残したのだ?」
「口先ばかりの強硬姿勢か?空手形の乱発か?」

瑣末なことを争点にしてはならぬなどと一体どの口で言うのかね。
瑣末な事しか見えていないのは君自身ではないのかね?

はて。まとまらぬ。どうにもならぬ。

ま、とにかくマスコミは野党優勢を伝えているがどうなることか。

「政治の夏」「選挙の夏」は今日を境に「実りのない秋」へと移りゆくのか。

ふぅ
しょぼーん・・・。

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