求道blog

ノリ弁かシャケ弁か、それが問題だ

Posted in 教育 by UBSGW on 2007年9月8日

 何とか審議会でまたぞろツマラン議論をやってるらしい。

そんなものはツマランに決まってはいるのでここで私がボヤいたところで始まらんわけだが・・。それでも(わたし的には)なかなか拡がりのありそうな(話が暴走しそうな)ネタなので一席。

で、なんでも中教審だか臨教審だかで「世界史と日本史、どっちを必修にする?」という議題があるらしい。つい先日どっかのニュースサイトで見た(gooだったか?)。そりゃこんな論題なら迷走して当然だわ。

「今度の会議の昼食はのり弁にする?それともシャケ弁にする?」と大差なし。「どっちにする?」
そもそも「議論」の余地なし。

「シャケ弁は塩分過多だ!」
「のり弁じゃ腹がくちくならん」
「今の子供は魚の皮は食えないんだよ」
「海草類は健康にいいのだ」

延々続くわな、こんな  ぎ・ろ・ん。

結局は全部後付けの理屈くっつけるだけの「議論」になるじゃろ。

「日本人ならまずは自国の歴史を知るべきだ」
「国際感覚が不可欠の時代なんだからさ」

(以下略)

いい齢した、しかもそれなりに地位も名声も得たオヤジどもが面つきあわせてアホなことやってるわけだ。それほどに暇なのか?彼らは??

いや、もちろん議論の詳細は知らない。

しかしね、「受験に関係ない科目は生徒がついてこないから」なんてハナシが出てるような会議がまともなはずはないべ。

日本史なのか世界史なのかよく知らないが、受験に関係のない科目を必修化すべきでないとのことらしい。生徒や保護者から苦情がくるのだそうで。

そうかいそうかい。
それほどまでに苦情が怖いのか?
なら大学受験しない子供やその親が、「そもそもおれは受験に関係ない(大学受験しない)から全科目勉強しない」と言えば通るのか?そんなはずはあるまいよ。

なら、なにかい?
大学を受験予定の生徒には受験に備えて便宜を図ってやって「受験していただく」方向でコトを進める一方で、受験しない生徒には彼らがやりたくもない科目を「つべこべいわずにやれ」ってわけか?

これ、おかしい。

俺の話自体もおかしいが、「お受験していただく」ってのもこりゃおかしいぜ。
この委員、いま高校生の子供でもいるのか?

シャケ弁かのり弁かなんて議論やってる暇があるんなら、「そもそも受験に関係のない科目に意欲をもてない生徒をどう指導すべきか」あるいは「受験に関係ない科目は全部やめましょ」とか「大学受験組とそれ以外の組は学校分けちゃいましょ」ってな議論でもどうぞ。それがなんちゃら審議会の仕事ではなかったのか。

いつのまに審議会が生徒・保護者の希望代弁会になったのやら。選挙対策か?

国家百年の大計とは、はたしてのり弁かシャケ弁かを議論することなのであらうか。甚だしく疑問におもふよ、わたくし。

なぜ今の日本においてはこのような「のり弁かシャケ弁か」と大差ないことさも大層な論題であるかのようにしかつめらしく議論するのだろうか。どうして「そもそも会議に弁当出す?それとも各自持参?という議論はなされないのだろうか。あるいは「あの会議やる?それとももう惰性になっちゃってるから会議そのもの廃止する?」という発意は生じないのか。

のり弁かシャケ弁か選びたいならそれはそれで結構だろうが、いい大人がそんなことで貴重な時間を浪費していられるほど日本は長閑だったのかね・・・。

そういえばこの件に関して昨年どこかの新聞論説で阿呆なことを書いていた。

世界史は暗記項目が多く、範囲が広くて大変だ。日本史ならそんなことないし日本史にすべきじゃーん、必修科目未履修問題の元凶は世界史にあり、てな論旨であったかに記憶する。余談ながらこの記事を見た時、わたしは新聞というメディアの末路をありありと想像できた。お先真っ暗。先の望みなし。ってかもう終わってる。

インターネット上にプロ・アマ問わず質の高い評論が溢れ、世界中のどこにいようとそれを読むことが出来る今、中学生の作文と見まごう新聞論説なぞまさしく「ゴミ」以外の何者でもない。事実上今の新聞論説が「誰も読まない、欲しないオマケ」に過ぎないとしても、「ま、タダだしね」で読んでいた者ですら「・・・・」と思わざるを得なかった(何を?)。言ってみれば刺身のツマどころか刺身パックに入ってるビニール製の笹の葉(あれ何てんだっけ?)。誰も食わない、そもそも食えない。役立たずの添え物。

余談はともかくとして、

乞ういずこかの具眼の士よ、この件、天にかわって理路整然と説破して下されんことを。

なんだか、なんちゃら委員よりも現役高校生の方がよほどまともな議論をしてくれそうな気がしてきたな。

関連エントリ:「今日は暴言」

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