求道blog

ペンギン村にくっすん大黒

Posted in 日本文学一般 by UBSGW on 2007年10月10日

ゴロゴロガサガサどったんバサバサグエーッペッペッとようやくカフカ樹海のど真中、視界のひらけたところにたどりついた。不条理不可解な審判と奇妙キテレツな城に既視感を感じて少しばかり悪寒を感じて変身。樹海探索の後半戦に備えて鋭気を養うためしばし休息。手持ちぶさたなので高橋源一郎『ペンギン村に陽は落ちて』、町田康『くっすん大黒』を通読。

「それではきみの『しょうせつ』はどんな『しょうせつ』なんだい」
「パパ。あなたはぼくの言ってることがよくわかっていないね。ぼくがぼくの『しょうせつ』がどんな『しょうせつ』だかわかっていたら、さっさと書いているにきまってるじゃないか」
「なるほど」

高橋源一郎『ペンギン村に陽は落ちて』序文より
とためしに引用してみることはできるけれども、肝心のところは引用なぞもちろん不可能。そしてその「肝心のところ」がある小説はとても希少。肝心かなめの肝、キモ。この、手に取って読んでみて始めて浮かび上がってくる「キモ」にこそ文学の価値がある(はず)。情報化され血肉を抜き取られた骸骨、知識の断片をどれほど収集し尽くしても見得ぬものはある。情報化された文学、そんなものは金輪際有り得ぬ。それは既に「文学」ではない。オマエハモウ死ンデイル。

なるほど、「マチダヤスシ」ではなく「マチダコウ」と読むのか。これは失礼。パーツとしての古風な言い回しが全体としては今風の文章を構成。ほほうへえへえ。筒井康隆を連想させる語り口。おもしろい。くっすん大黒。
ダイコクさまといえばホテイさまとくる。
先頃にはダイコクさまとホテイさまが喧嘩なされたとか。数日前にホテイさまが書類送検されたと新聞に小さく出てたな。しかも肩書きが「ギタリスト」。奇妙ではあった。そもそも新聞に「○○容疑者」「○○被告」「○○氏」とはよく見慣れた言葉だが、「○○ギタリスト」jというのは初めて見た。「ギタリストの○○氏」ではなかった。空前絶後か?「○○バイオリニスト」「○○ドラマー」見たことない。ま、どうでもいいが。いろんな事情というのはありがちなこと。ましてホテイ様でもあるのだし。
・・・いいんじゃないの・・・。
まぁ、マスメディアも相手次第では柔軟な対応が出来るということなのかもしれぬ。
今後に期待(なにをか知らねど)。
さてそろそろ。再びカフカ樹海へ踏み入るとしよう。数日のあいだ交信もとい更新途絶の予定。いざ。

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