求道blog

私的linux事始メ 其ノ弐

Posted in 雑記 by UBSGW on 2007年10月23日

私的linux事始メ 其ノ壱」のつづきを。
で、早速ですが。まず私が触手を伸ばしたディストリビューションがvine4.1。日本で開発が続けられていて、日本語環境が整っているというのが魅力であった。で、実際に使ってみると確かにその通り。linuxではアップデートや新しいアプリのインストール、LANの設定等々でターミナル(端末)からコマンドを打ち込むことがしばしばあるが、そのターミナルからしてしっかり日本語化が進んでいる。といってもコマンドそのものは日本語化不能であるからしてアルファベットで打ち込むしかないんだが。
あと、操作感は結構軽快。そんなこんなでしばらくvineを使ってみることにした。

linuxが一昔前から比べるとずいぶん進歩していることに気をよくして、試しにノートPCにもlinuxOSを入れてみることにした。vineでもよかったのだが、どうせなら違うものをと思ってノートではopenSUSE(10.2)を試してみることに。suseはドイツ発祥のディストリビューションで彼の地では最も有力なディストリビューションらしかった(novellに買収されてだいぶ状況が変わっているらしいが)。さすがに日本語環境は整っているとは言い難かったが、日本語で文書を作成するなどの作業はvineと同レベル。そもそも日本語入力ソフトはvineもsuseも同じanthyを使っていた。
linuxを使うに当たっての大きな問題は、特にノートPCの場合無線LANの設定にあるようで、これにはいささか苦労した。設定ファイルを追加したり変更したり、またそのためにどうしてもターミナルからコマンドを使ってファイル操作をしなければならなかったのでcp(ファイルのコピー)とかmv(同じく移動)とかそれぞれに必要なコマンドオプションとかを一つ一つネットで検索しながらの作業となった。windowsOSのようにカードを差し込んでCD挿入してスイッチポンとはいかなかった。この無線LANの設定は各自のネットワーク環境(固定アドレスかDHCPか、WEP暗号かWPA暗号化等々)によっても難易度が変わるし、無線LANカードのメーカー・型番、はてはその中身(チップ)にもよるのだそうだ。当然ここでもコマンド入力による操作が必須となる。多くの場合このあたりでlinux移行作戦は破綻すると思われる(私はいっとき挫折した)。このへん、カード・ベンダーが必要なドライバやファームウェアを提供してくれるだけでもかなり状況は改善されるはずだが、実際にはベンダーのlinux対応はなきに等しい(なぜなんだろう?)。そんなわけでノートPC(無線LAN環境)でのlinux移行は一大難事。とてもひとさまにはお進めできない。
ともあれ私はいったんとりかかったことは完遂せねば気が済まないタチなのでvineでもsuseでもなんとか無線LAN接続出来るところにたどり着くことが出来た。

openSUSEはwindowsOSからの移行派にとってはなかなか使いよかった。私の場合はもともとwindowsが入っているノートPCの空きパーティションにsuseをインストールして起動時にOSを選択するデュアルブート環境をつくったわけだが、suseはインストール時にwindows(NTFS)領域だろうとなんだろうと勝手に探知してそれなりの処置(suseからでも参照できるように)してくれた。またwindowsPCで構築したLANに接続するのに面倒な設定等はまったく必要なかった。vineではこれにだいぶん苦労させられて、やれsambaアプリケーションをインストールして設定して・・・と、これはもう投げ出したくなった(結局これも完遂したが)。
総じてsuseはPC単体としてもまたネットワーク環境にしても、既存のwindows環境との連携に必要な環境があらかじめ整っていて、これはvineとの大きな違いであった。
ただ、suseにもそのうち愛想をつかすことになった理由はその「重厚さ」。動作そのものがそもそも(感覚的には)vineよりも重い。もっともこれは性能充分のメモリやCPUの有無によっても違うだろうし、そもそも動作の軽重は個人の感覚なので「suseは重い」などと一般化して言うことは出来ない。私のケースで言えば重く感じた(ノートにもvineを入れて比較もした)。動作そのものは環境や感覚次第とも言えるが、もうひとつの重厚さがあった。それはアプリケーションの管理。suseではyast(スペルが違うかも)というアプリケーション管理ソフトを使うように推奨されてた(多分)が、これがどういうわけか重い。PCのスペック云々以前にこのソフトの設計自体が重い、というか要領が悪い。一言で言えば、リロードし過ぎ。ここぞというときにリロードすればいいものを、何か指示する度にリロードリロード。あきれた。
もちろん、yastを使わずとも同じ作業をやる方法はいくつかあるので別に問題でないといえば問題ではなかった。

ちなみにvineもsuseもどちらもレッドハット系のディストリビューションだそうだが、linuxOSには他にもいくつかの系統があるらしい。たとえばデビアン(debian)。vineを使い始めた頃にdebian(4.1)をちょっとだけ試してみたが、その動作の軽快さは非常に印象的だった。その点はvine以上のものがあった。このred hat系とdebian系とではディレクトリ(フォルダ)の配置が微妙に違う。したがってなにかアプリケーションをインストールする場合にはそれぞれに合わせた作業(パッケージ)が必要になる。そしてまた、無線LANの設定方法も微妙に違うというわけだ。悪夢は一度きりではなかった。
(つづく)

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