求道blog

チンピラ資本主義の隆盛

Posted in 雑記 by UBSGW on 2007年10月30日

なんだかずいぶんとご無沙汰してしまっていた気がしているが、そうでもないか・・・。OSをバージョンアップしてからはxfy blog editorも快調きわまりない(書き手はそうでもないんだが)。7.04+JDK1.5の時はしばしば日本語入力に不具合を生じていたんだが7.10+JDK1.6の今は皆無。で、バシバシ書こうと目論んでいたが訳あってくすぶっていた(委細省略)。

また期限切れ食品だとか。これで何件目だ?しかしここまで立て続くと私はどうも食品会社の倫理観なんていう問題以外のところに目がいってしまう。報道を見ている限りでは、近年は似たような「事件」「不祥事」が集中豪雨的に生じているように見えるんだが、あまりにも似たような不祥事が立て続けに生じる(生じているように見える)要因は倫理観云々以前に報道のあり方そのものにありそうだ。

飲酒運転、教員不祥事、政治資金、食品不祥事・・・どれもこれもまるで一種の流行のようにわずか数ヶ月間の間にそれぞれ似たようなケースが次々に報道される傾向があるが、いっときするとパッタリ消え失せてしまう。たぶんそのどれも相変わらず起こっているはずなのだが。まるで洋服の流行のように現れては消えてゆく。いずれのケースでも声高に叫ばれるのが「倫理観」というやつ。露になった不祥事はそれが犯罪とまでは言えないときには大抵の場合「倫理観の欠如」として断罪される。

たしかに倫理観の欠如が当たらずとも遠からずと言えなくもなさそうだが、なにかにつけて倫理・倫理と叫ばれるわりには社会全体の倫理観はちっとも向上しているようには見えない。むしろ市民がお互いに監視しあい、糾弾しあい、そうしてお互いの信頼関係なぞもう望むべくもないような世相のようだ。もはや「倫理観の向上を!」という一見もっともらしい呼び声は、法も倫理もあてにならなくなりつつある社会が発する断末魔の悲鳴にすぎない。なぜならそこで叫ばれる「倫理観を!」という叫びは(多くの場合)自らに対してではなく他者に対して向けられており、そこで言われる「倫理観」はむしろ「おまえの非を認めんかい、コラ」という恫喝に等しいからだ。「まったくもう今の社会はどうなってんだ」「まったくあいつらは・・・」なんぞと言うばかり。誰もその倫理、人倫を自らに向けてぶつけようとはしない。本来自らの放埒を縛める(戒める)べき倫理は眼中になく、自分は善人だということを毛ほども疑わない人たちが「おまえたちのせいで・・・」と他者を責め苛んでいる。

むろんいずれの事件・不祥事も「あってはならないこと」ではあるのだろうが、けしからんけしからんと言うばかりで我が身を省みることがなければ、倫理なんてものはただ他者を責めるに役立つ道具にすぎなくなる。「けしからん」としつこく他者を責めることはそれ自体が倫理とは大きく隔たっているはずなのだが、これは私の誤解だろうか。

あれもだめ、これもだめ、それも犯罪、あれも犯罪、あ、それ倫理に反する道理に悖るとまあ他人を責めることにかけては飽くことを知らない。もはや病的なありさま。悪霊に取り憑かれたように他人ばかりを責める。犯罪なら司法にまかせておけばよかろうに。倫理というならまずは我が身を振り返ってみるのが先決だろうに。

と、ここまで書いてきてふと思う。
「おいおい、じゃあ俺自身はなにゆえこのようなことを書くのか」、と。結局他者を責めているのではないのか?と。
・・・・・・・
ああ、生煮えだな、こりゃ。
まあ、いっそここまで書いたんなら最後までこの調子で書いちまおう。悪しからず。

つまるところはそのような社会が当然必要とする莫大なコストは、めぐりめぐって社会全体が(つまり自分自身が)かぶらねばならなくなる。あたりまえだ。サラリーマンのちっぽけな賭け麻雀を取り締まり、迷走する精神薄弱者をよってたかって絞め殺し、商品の瑕疵を血眼で探し回り、擦り傷で今にも死にそうだとばかりに救急車を呼びつけ、平日は仕事だもんねと夜間救急病院でヨードチンキを塗ってもらい、ハレの催しで怪我すれば主催者を訴え、公園の遊具で突き指すれば役所を訴え、役所は湯水のように弁護士費用を支出し・・・・結局はすべて我が身に降りかかってくるわけだ。
いや、そんなことは誰でも分かっていることだ。ただ、掠め取れるものなら掠め取れ、あとは野となれ山となれ、みんなで割れば怖くない。掠め取ったものはすべて自分のもの、我慢は体に毒だよね、というわけだ。法だ倫理だと正論ぶっこきつつ、やってることはチンピラ同然。

これでいいのだ(@バカボンパパ)
チンピラが豪遊しようが産廃業者が儲かろうが不適切な摂待だろうが、彼らがあれもこれも消費してくれればくれるほど経済は好転する(らしい)。ソフトウェアはもっと効率的。バグだらけのソフトを販売し、ウィルスをバラまき、さあさお立ち会い、これなるは魔法の新バージョン、はたまたこれは完全無敵のウィルス撃退ソフト、さあ買った買った!の繰り返し.マッチにポンプでウっハウハ。

ばあちゃん、タンス預金は罪だとさ。倫理君は浪費しない。資本主義の敵。チンピラ万歳!収賄万歳!どうせ悪銭身につかず、そして社会に還流されてゆく、いいじゃねえか。
ということですかい?

神を殺した人間どもは右往左往するのももう時代遅れと言い募り、はては倫理という刃を弄びつつ阿呆踊りを始めてはやウン年。マッチとポンプは現代人の必需品。

どうやら知恵熱からボヤ気が生じたようで。おそまつ。

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  1. 遠方からの手紙 said, on 2007年10月31日 at 1:48

    佐賀で起きたこと

     佐賀県でこんな事件が起きている。 知的障害の男性が警察官に取り押さえられて急死した問題で、県授産施設協議会(村上三代代表、42施設)は19日、県警に真相解明と障害者への理解を求める文書を提出した。県内では過去にも障害者の安全が脅かされる類似事例が発生…


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