求道blog

にわか拝金主義者のひとりごと

Posted in 雑記 by UBSGW on 2007年11月11日

朝に晩に冷えこみを感じる今日このごろ。
昼間たまたま手に取った本のなかにノーマン・メイラーの『裸者と死者』があった(結局読まずじまいだったが)。背表紙を見て「おお、なんだか内田樹の『他者と死者』と似てるじゃない」と思って手に取ってみただけだった。メイラーといえば村上春樹が訳した(著者はM・ギルモア)『心臓を貫かれて』に名前が少し出てきたことを覚えているが、彼自身の著作を読んだことはまだない。そうか。亡くなったのか。ついさっきネットを泳いでいたらニュースが出ていた。そうか・・・。べつだん感慨深いというほどではないが、たまたまニュースを見る直前に手に取っていたので「おおお」と思ったのであります。

いま、「名前が少し出てきた」と書いたんだけれど、文としては少し変か。名前の一部が出てきた、わけではもちろんない。ノーマとかイラーとか。ま、あたりまえだよね。しかしフト、これってちょっとヘンだよねなどと思うことがある。とりわけ最近少しばかり学生時代を思い出して英文和訳なんてのをチョボチョボやっているのでそのようなことをちょくちょく考えたりする。

英文和訳なんてものは学生時代以後まるでやっていない。なにせ辞書ひくのがもう面倒なもんで。たまに和訳じゃなくて英文斜め読みくらいはすることもあったが、忘れている単語を一つ一つ辞書ひきひき英文を和文に置き換えるという七面倒くさいことはやらなかった。ましてや和文英訳なぞ。たぶん俺の英作文能力のピークは中学生時代。お笑いめさるな。これ多分ほんと。インターネットのイの字もなかった当時、ヨーロッパのどこかの(国名は忘却の彼方)中学生と数回手紙を交換した(先生からやらされただけだが)。海外文通てやつ。なもんで他愛のない近況をそれこそ辞書引き引き書き送ったことがあった。それが私の英作文能力の全盛期。以来進歩していない(はず)。向上心のない奴だってか?そうだよ。そうなんだよ。ほんとだよ。

で、現在の話に戻すと、いまUbuntuのマニュアルの翻訳を空き時間にチョボチョボやっている。翻訳といっても最終的な訳文を決定する権限はない、ただのsuggestionのみ。誰かが見ているのか参考にしてくれているのか呆れているのかは不明。べつだんそれで構わない。口の悪い奴に「自己満足、ケッ」といわれても、ま、反論はしない。ではなぜなにゆえそのようなことをやりはじめたかといえば、タダ乗りはやりたくないな、ということで。タダでいいから乗れよっていわれてんだから乗ってりゃいいんだろうが、そこはそれ、ほらヘソが横向いてっからね。

無料で利用できるlinuxディストリビューションUbuntu。べつに金銭を払わないかわりに働いて払えといわれたわけではない。そんなことは誰も言わない。ただ単に私が自分の出来るお手伝い(になっているかどうかはさておき)をやりたいなぁ、と私が思っているだけで。まあエエカッコして言えば、そのリネンにキョーメイしたとかなんとかかんとか・・・。
実際のところ、強いられるのは大嫌いだがお好きにどうぞといわれると「んじゃいっちょ」というところがたしかにある。細々とボソボソと英文和訳なぞやっていると結構楽しい。病みつきになりそうなくらい。ちなみにlaunchpadというところで作業してるんだが、訳文をアップロード(気分的には投稿)するとその都度カルマが貯まっていくのがけっこう嬉しい。功徳を積んでいると思えばそりゃあ気持ちいいぜ。あるいは「●●万円貯まる貯金箱!」につり銭貯めるような感じ(貯めたことはまだ、ない)。ちょっと欲望をくすぐられている、たしかにね。べつにカルマが貯まったからといって景品もらえるとはどこにも書いていないので出ないのだろう(あたりまえだよね)。でもいい。それがいい。かくして私はにわか「拝金主義者」になっている。数字への欲望。貨幣への偏愛。おお、なんだか気分が・・・。

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コメント / トラックバック2件

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  1. かつ said, on 2007年11月11日 at 2:47

    メイラー、死んじゃったのですね。気が付きませんでした。
    内田さんの『他者と死者』という著書を図書館でみつけたときは、『裸者と死者』のパクリかよと思いました。
    ギルモアを描いた『死刑執行人の歌』は、上巻だけ100円で買ったのがあります。あと、何冊かそろえてますが、ちゃんと読んだのは『裸者と死者』ぐらいです。この人も結婚・離婚を繰り返したり大変だったみたいですね。

  2. UBSGW said, on 2007年11月11日 at 13:50

    そうそう、村上本で触れられていたのは『死刑執行人の歌』でした!
    他者と死者、話者と死者、ガザと死者、知者と死者・・・。なんとも語呂が良いようで。原題をwikipediaで調べてみたらこちらも”The Naked and the Dead”と語呂がいい。語呂の良さまで訳してしまう翻訳者にちょっと脱帽です。
    メイラー享年84歳、けっこう歳がいってたんですね、まるで知りませんでした。近いうちに読んでみようかと。


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