求道blog

ドリフターズとサブプライム

Posted in 雑記 by UBSGW on 2007年11月13日

無料で購読させてもらっている「田中宇の国際ニュース解説」を読んでいて、ふっとドリフターズのコントを思い浮かべた。以前は土曜夜八時といえばドドドリフの大爆笑が定番という時代が(たぶん)あって、ご多分に漏れず私もほとんど毎週家族と一緒に見ていた。本物に見せかけようとする意図がどこかにニョロリとはみ出しているようなセット(書き割り)ではなくて、文字通りどこから見ても「これはセットじゃぞ」と割り切っている、正直な書き割りを今はもうテレビではあまり見かけなくなった気がする。どれを見てもそれらしく本物らしく見せかけた、まるで●●のお菓子、××の惣菜のような本物風まがい物が溢れかえった21世紀初頭の日本。
まがい物であることを明示した書き割りがなんとなく懐かしい。

前置きが長くなった。

田中氏のメールマガジン、お題はサブプライムローン。アメリカで低所得者に貸し付けた高金利ローン債権をまるで正月の福袋のように詰め込んだ金融商品の化けの皮が剥がれかけているらしい。というよりも既に剥がれた化けの皮の下に何が潜んでいるのかを誰もが恐怖の面持ちで見守っているという状況らしい。
金融のことなどまるで知らない私は、田中氏の文章を読んで、「ま、てことはこれってドリフのウンコ入り金庫ばなしみたいなもんですかいの」と思ったわけであります。志村けんドロボウが必死に金庫を開けると中にはもう一つの金庫。これをまた必死に開けるとまた金庫。そしてこれをまた開けると・・・・金庫金庫金庫とあいなり、少しずつ小さくなってゆく金庫をいくつも開けてようやく手のひらにのる程度の小さな金庫をあけると、そこには・・・ウンコ。あれ~~。
みなさん覚えておられますか、この話?

住宅ローンはまあ庶民にも馴染みの深いもの。借りたカネには当然金利がかかって、返済するときにはそれだけでも結構な額になる。そしてときには返済が滞ることもある。すると矢の催促果ては競売。銀行を儲けさせて自らの手に残るものはなにもない。そういうこともある。

そして、庶民の債務不履行に金を賭ける人たちもいる。リスクが高けりゃ戻りも大きい。ハイリスクハイリターン。金融機関は庶民の借用書を小さな金庫に詰めてまとめて売却。そしてその金庫をもう一回り大きな金庫に入れてそれをさらに金の使い道に困るほどの大金融機関に売却。そしてその金庫はさらに・・・とつづく。金庫を売却するときには精密な数学を駆使、さらに格付け業者の手になる箱書を添付して一円でも高く売り飛ばす。頭の切れるひとたちが切れる頭を駆使して切ったはったの真剣勝負。

ところがどっこい金庫の中身がうんこに化けることもある。すなわち債務不履行。返済不能。人間誰でもウンコ出す。そしてローンに債務不履行はつきもの。あたりまえだよね。
もちろんそれを見越して精密に慎重に査定したはずであった。そこに金融技術の粋があった。しかしその技術では金庫の幅高さ重量容積材質塗装を細かく計測出来はしても、人間がいつ何時何分何秒に脱糞するかは計測できない。不意の到来する、計測不能のウンコを金庫というハコに入れることでこれを、計算可能な商品にしたもの、どうやらそれがサブプライムローンというもの。てかUBSGWにはそう見えている。入れ子になった金庫の中に何が入っているのかわからないまま右へ左へ売買ばいばいバイバイ。開けてビックリ玉手箱、か。クソ。

やはり金融というものは、地面から足が離れない野人にはコントに見えてしまうもののようだ。
おれはウンコするなら便所でやるよ。べつに金庫んなかにする気はないね。つか金庫なんてものはうちにはないんが。

むむ、かつての大恐慌についてもう少し調べてみたくなったぜ。

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