求道blog

眠りたい夜に

Posted in 雑記 by UBSGW on 2007年12月12日

「眠れぬ夜に」というタイトルはだいぶ以前に使ってしまったので、なんかちがうかなどと思いながらも、ま、いいのだよ。

どうもこのところ寝つきがよろしくない。というのも布団の恋しい季節になって、いったんこれに入ったらもうぬるま湯風呂から出るに出られぬときのような気分になるんだが、どういうわけかそんな状況にあるときに限ってブログのネタを思いついてしまうのであった。たかがブログされどブログ。

「ま、べつにいいわい」とずっと放擲していたが、何日もそれが続くとどうもいよいよもう辛抱たまらなくなってしまったので今これを書いている。
あれもこれもといきたいがそれは無理なのでまず一つ。

日本語入力ソフトATOK X3をLinuxで使いたいというわけでこの一週間ほどフォーラムとやらに日参していた。私の使っているOSがUbuntuというやつで、Ubuntuフォーラムというのがいつのころからか知らないがあったらしい。その存在は知っていたけれどID登録しただけでほとんど覗いたことがなかった。アメリカの本家フォーラムは英語の上にとにかく投稿数が莫大なせいでちょっとばかり扱いにくい。その点日本版のフォーラムは小さくてよい。数もしれてる。それでも大変良い勉強になった、いろんな意味で(それについては後日)。

で、話は本題に移る。これもやはりLinuxにちなんだ話ではある。ご承知の通りLinuxはオープンソース、そしてOSとしてのLinuxは基本的にタダ(有償のものもあるそうな)。只タダただtada。タダより高いものはない、のか? 真相は如何に?? 

もちろんタダなんだから高くはないわな。

このタダのLinuxを使い始めてからというもの、自分が如何に「いと高貴なる消費者さま」として振る舞ってきていたのかが身に染みてよく分かった。いやもう反省しております。
つーかだれにも迷惑掛けてはいないんけどね。

そう、迷惑は掛けてなかったんだろう、たしかに代金は払ってたわけだし。

OSが起動しなけりゃメーカに電話して、「どないなっとんじゃ、こりゃあ、ぇえ、おどれ舐めとんか!!!」と凄みまくってサポートセンタのおねいちゃんは震える声で「あああの、お客様、電源コンセントは・・は、はいって・・・いえ、おはいりになっておられられられますでしょ(エクッ)・・ぅうか・・・(えーん)」

「なんじゃあ? コンセントだあ? ったりめえだろが、ほれこの通り・・・あ、抜けとったわ。んなこたどうでもいいんじゃ! 抜けんコンセントにせんかい、金払っとんじゃけぇの!! わかっとんかぁ、おい」

はたまたこんなことも。

「松坂牛っていうから買ったのにいったいなんなのよ、●●ってテレビで言ってたわよ、困るじゃないの。偽装よ偽装!」と詰め寄られ、答える社長は「えらいすんません。すんません。うちの従業員が勝手にやったことですねん。わしは知らへんかったんですわ、いやほんと。お取り替えしますさかいに許してつかーさい」「あら、もう食べちゃったわよ、もう。おいしかったわー。でもそれはそれ、偽装は偽装でしょ。偽装よ偽装。」

と、そんな「お客様」ももしかするといるかもしれない。

誤解なきようここで一言付け加えておかねばなるまい。いや、これらの会話は私の想像の産物にすぎません。私自身はサポートに電話を入れて解決法をお尋ねしたことはあるが、わけのわからないクレームを申し入れたことはかつて一度もない。
それはそれとして、不謹慎にも見える物言いはちと申し訳ないと思っているが、一つの例ですのであくまでもフィクションとして読んでくださいね。

もとへ。
それでもまあこれに類するクレームのたぐいはきっとある(と思う)。なにせ代金払ってるわけで。もちろん近年デフレデフレと言われながらもクレーム処理費用はしっかり乗っけてあるだろう。でないと作り手は割に合わぬ。儲けが出ぬ。株主がうるさい。

「ふつう」に慣れきってしまった消費者。私ももちろんそうだ。ふつうに買ってきてふつうにセットしてふつうにスイッチポン。するとふつうに映り、ふつうに走り、ふつうに動く。万一にでも映らない走らない動かないとでもなった日にはふつうにクレームがんがんがん。
いや、おそらく最後の「クレームがんがんがん」は決して普通じゃないんだろうが、少なくとも電話一本かければ普通にクレーム対応してくれるでしょ、フツー。怒鳴り返されることはなかろう、いまどき。消費者に怒鳴りたくとも怒鳴れぬのが今の消費社会。それがフツー。

パソコンだってそうだ。メーカからPC買ってきたらもうOSから年賀状ソフトからなにからなにまでセットされている。手順どおりにやればフツーに動く。動くはず。動かねばならぬ。

ところがLinuxは必ずしもそうでない。普通に動くのが一応フツーなんだけど時々上手くいかないことがある。無料OSのLinuxにはクレームを訴えることのできるサポートセンターなんてものはふつうはない。自分で解決法を探すかまたはフォーラムで教えを乞うのみ。

フォーラムはサポートセンターとは違う。たまたま知識のあるものが初学者を手取り足取り教え、いずれ成長した初学者が新たな初学者を迎える(先の日本版フォーラムがそうした方針のもとに運営されているのかどうかは知らない。違うのかもしれぬ)。

そんなフォーラムで私自身が使った「普通に動く」という言葉が、自分でも気づかぬままに「フツー」に慣れきっている自分自身を照らし出した。反省だけなら猿でもできる、か。反省。

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