求道blog

善人と役人

Posted in 行政 by UBSGW on 2008年8月19日

近時、日本に限らず韓国あたりでも公務員は人気職種であるという。安定した給与と確実な身分保障と優遇された年金の三点セットは、経済成長の見込み乏しい現代日本においては魅力的であるのかもしれない。

ところで、ここで私見を述べさせていただけるとするならば、向こう半世紀のあいだ、日本経済が本当の意味で(庶民が好況を実感できるほどに)復調することは無いと私は断言する。とはいえここにその根拠を記すことは叶わない(長くなるし)。よって断言ではなく「予言」ということにしておく。私のこの予言は決して悲観論ではない。単なる事実認識及びそこから私が引き出した結論である(くだけた物言いをすれば「まぁそんなとこだろ、ハハ」というところ)。ついでにもう一つ断言しよう。善人、役人になるべからず。なぜか。それを今から書いてみるとする。

私がそんなことを思いついたきっかけは今朝の新聞記事である。

福岡市西区に土地を所有していた首都圏在住の元国家公務員の男性が、道路建設のために福岡県道路公社が用地の取得を進めた際、同市内に戸籍を置いていたにもかかわらず行方不明扱いされ、土地を買収されていた(以下略)
「道路用地『ずさん買収』 所有者を失踪扱い 福岡市出身の男性 福岡県公社を提訴」(西日本新聞)

この記事の概略は、道路建設のための用地買収にあたって、所在の知れない地権者を探し出す手間を惜しんだ公社が、地権者を(法的に)亡き者として道路建設を進めたということであった。上の引用に続いてこのようにある。

男性側は、登記簿の住所地には勤めていた行政機関の施設があり、また、男性が本籍地を福岡市中央区にしていることから「公社が行政機関や区役所に照会すれば所在は分かったはず」と主張している。
これに対し、福岡県道路公社業務推進課は「県内の全市町村に照会したがつかめなかった。提訴については訴状の内容を把握しておらず、コメントできない」としている。

公社の言い分は、言葉を変えればこうなる。
「どこにいるのか調べることが私にはできなかった。だから死んだことにしてもらったのであります」

長年所在の知れない人物を一旦「死んだことにする」という法制度(原則)そのものに私は異論が無い。ただ、通り一遍の調査・照会・捜査をして人を殺す(死んだことにする)こと、そして、そんな仕事をする人間たちには強い異議を申し立てたいと思う。

なぜそのような事態が生じうるのか、なぜそのような「仕事」がまかり通るのか、と問われるならば、私はこう言ってみたい。「百人集めりゃ野獣の集団~ 善人百人集めてみたらお役所で、悪人百人集めてみれば暴力団~」。
西諺に云う、「元老院議員は名士なれど元老院は野獣なり」。

・・・。

(まだ人生いや文章これから、というところだが、息切れしてきたのでもうやめる。予定していた結論はタイトル通りだがそこまで辿り着けなかった、無念。)

最後に一言。
こういう役人(役人じみた人間)は、おうおうにして失態をごまかすためにだけ全力を尽くす。そしてそうしたことに公金が費やされ、彼ら役人にはこれまた公金から給与が支給され続ける。
「まるで封建時代・・・」という物言い(悪口)があるが、責任とって切腹、という風習があった分、お役人に限っては封建時代の方が今よりましだったのかもしれぬな。

(ふう、当初の目論見とはまるで別のところに辿り着いてしまった。息切れ、というか久しぶりに泳いで足がツって溺れた、というのが今の心境・・・。敢えてタイトルはそのままにしておく。)

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コメント / トラックバック2件

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  1. Mark Waterman said, on 2008年8月20日 at 2:03

    >公務員は人気職種

    日本、韓国、そして私がいるお米の国もそうですよ。カリフォルニア米なんかとくにそう。

    知事のシュワちゃんが怒ってますよ。本当に誰がこんな高給取りにしてしまったんだろう。(わかってますが、ガンビーとあだ名されたあの「前任」者たちです。)

    良寛さんならいいんですが、猟官主義もはびこるし、引退したらテキサスかネヴァダにでも行こうかな。こいつらの給料のために税金払いたくねー。(「善人」役人ももちろんいるんですが。)

    MWW

  2. UBSGW said, on 2008年8月22日 at 1:48

    シュワちゃん、まだ知事だつたですね。どこの国でも、お手盛りが得意なお役人を御すのは大変でせうね。いかな筋肉マンでもこればかりは・・・。


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