求道blog

つまらぬ感想

Posted in 音楽・映画 by UBSGW on 2010年8月22日

「白カラス」について続編を書いとこうと思ったけれども、BGMのつもりで見つけた室内楽が面白すぎたのでそっちについて書こう。ちなみに曲はシューベルトの某曲@Youtube。動画へのリンクは今回は記さない。賞賛ではないので。

たぶんまだ若い一番バイオリンがキーパースン。これが、あるときはゲルマン人が敵の屍体の山を築いて満足げな笑みを浮かべているように見える自己陶酔した表情で、またあるときはさんざ酔っぱらったロシア人が「うらーっ!、ウラ、ウラ、ウーラっ!!!!う゛らっあああ」と気勢を上げているように見えて仕方のない強奏を聞かせ、最初から最後まで女王様然としてひたすら突っ走る。そんな演奏であった。もしこれが有料のコンサートならそれこそこっちが「おらーっ、カネけえせーーーー、うらっ!」と叫ぶであろうかもしれないが、Youtube(つまり無料)であるが故に笑いこけて楽しんだわけでありますな、ハイ。これもまたエンターテイメントのありかたの一つであらうか。

「女王様」一番ヴァイオリンに付き従うその他弦楽器は、まぁなんというか従順というのか「おとな」というのか、その実、「弦楽器王国」のヒエラルキーに忠実な様子で、不満げな色はチラとも見せずに「女王様」の御様子を(当然のように)窺いながら演奏していた、一方でそもそもが「弦楽器王国の秩序なんぞ私の知ったことではありませんなぁ」の「管楽器共和国」出身者の顔色と目の色には×××な感情がありありとありありと浮かんでいた(ように私には見えた。その感情まで読み取れる気がしたぞ)が、まぁたぶん気のせいだ。なお管は管でもホルン奏者はたいていこういう場合であっても ”超ーーー然、プィっ” として淡々と演奏しているのが通例である(そのわけはといえば、そもそもホルンという楽器は気を抜くとすぐ音が外れるので、無駄なことに神経を使う暇が無いのだな)。
「こら、一番バイオリンのおなごはぜったい独逸人じゃろな・・・」と思ったら、正解はあーら残念、お隣和蘭人でありました。ま、ドイツもオランダもたいして変わらんよ、ね (もちろん冗談)。そもそもあれだな、女王陛下が下々のものと一緒に演奏なぞするわけがない。これはつまり、協奏曲なら兔も角として室内楽を演奏するなら偽女王様(偽君主)はお呼びでないぞ、とそういうことなのであーる。

おわり。
「だから何なのだ」などと言う勿れ。
いや、たしかに何でもない。だから「つまらぬ感想」だと最初に書いている。

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