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尖閣中国漁船衝突事件ビデオ流出についてのコメント集

Posted in 備忘録 by UBSGW on 2010年11月5日

今年9月の尖閣諸島沖中国漁船衝突事件の「例の」ビデオ映像がYoutube上で公開されたとのことで私もさっそく見てみた。素人の私には船の運動というものがいやにゆっくりとしたものに見えてしまうので、あの衝突が故意だったのか過失だったのかよく分からないと言えば分からないが、しかし(BGM聴いて鼻歌歌いながら見た限りでは)過失にはちょっと見えないな、という感想でありましたが、ま、私の感想なんざどうでもよい(下の漁協の組合長さんとほぼ同意見です、はい)。

下はGoogleニュースでちょちょいのちょいと検察してちょちょいのちょいと検索して集めた今回の海保ビデオ流出に関するコメントである。片端からコメントを集めただけで、べつだん取捨選択もなにもしていない(つもりである)。興味本位であつめてみただけであることをあらかじめお断りしておく。

●茂木健一郎

「素晴らしい」「何らかの賞に値する。誰か出さないか」 「今回の尖閣ビデオ流出は、関係者を含む日本の民度が高く、日本の民主主義が健全に働いていることを示す画期的な事件であり、このところ暗いニュースばかり続いていたわが国にとって、寿ぐべき慶事である」

茂木健一郎、尖閣ビデオ流出は「民主主義の健全さ」(JCASTテレビウォッチ)

●浅尾慶一郎衆院議

「これを見ると、必ずしも本当に故意かどうか分からない。過失かもしれない」

「尖閣ビデオ」専門家は「意図もってぶつかってる」(JCASTテレビウォッチ)

●岩屋毅衆院議員

「自民党は映像の全面公開を求めてきたので、結果として事件の実態が国内外に明らかになるのはいいことだ」「捜査情報が流出したのは、どなたかの正義感によるものだろうが、情報管理の面で問題があり、複雑な心境だ」

自民党部会長「流出、どなたかの正義感によるもの」 (朝日新聞)

●福島みずほ参院議員

「国の機関から流出したとしか思えない。危機管理というか、重要なものがこんな形で流出するとは前代未聞で大問題だと思う」

同上

●石原慎太郎東京都知事

「内部告発だろう。国民の目に実態を見てもらいたいという形で、あれが流出した。結構なことではないか」「日本政府は中国政府に、尖閣諸島の領有権を主張する法的、歴史的根拠は何か、公式に質問すべきだ。答えは出て来ないだろうが、出て来ないというのが答えになる」

ビデオ流出「結構なこと」=中国漁船衝突事件で−石原都知事(時事ドットコム)

●佐々淳行

(前略)一部で、(ビデオを)漏洩(ろうえい)したのは、海上保安庁か検察庁かという話で厳正に捜査するように言っているが、本来は公開すべき情報で、私は弁護に回ります。中国側が悪いんだから公表すべきだという正義感に燃えた、そういう人間が公表したと思う。投稿者は愛国心に燃えた憂国の士だ。中国で反日教育をすりこまれてデモを行っている人は、日本の船がぶつけてきたと言っている。中国人がユーチューブを見るとは思わないが、流出ではなく政府としてきちんと公表するべきだ。(後略)

「政権の判断ミス」「投稿者は憂国の士だ」元内閣安全保障室長・佐々淳行氏(MSN産経ニュース)

国会でも6分しか公開されていないのに、流出した動画は44分にも及んでおり、この動画を持っているのは海保や検察など一部の関係者しか考えられない。動画の中には「尖閣への侵略」という題字もあり、菅内閣が公開しなかったことに対し、やり方が間違っていると不満をもつ人が流出させた可能性がある。漏らした人は処分されるだろうが、そもそも動画を見れば、中国側の漁船がぶつけてきたのは明らか。今回の事態を招いたのは、中国への配慮で国民も知りたがっている本来統制すべきではない情報を管理してしまった菅内閣のミスだ。

中国漁船・尖閣領海内接触:ビデオ流出 識者の話(毎日jp)

「私が現役なら、絶対にこんなことはさせなかった。民主党政権は、機密情報の管理体制を語る以前に情報の取り扱い方をまるで分かっていない」と怒りをあらわにする。
 「今回の映像は初動段階で公開すべきもので、国家機密でも何でもない。それを菅内閣が勝手に機密化した。警視庁の公安情報漏洩も、捜査協力者や他国の諜報機関との信頼関係を根底から崩す非常事態。担当大臣や外務大臣が各国に事情説明とおわびをした上で、徹底究明すべき由々しき問題にもかかわらず、内閣周辺からはそういった危機感がまるで感じられない」

【尖閣ビデオ流出】船長逮捕シーン皆無は政治的意図 識者が徹底分析(MSN産経ニュース 2010.11.6 20:57)

●仲井真弘多沖縄県知事

「情報管理はきちんとすべきだ。どうしてこういう事態が起こるのか理解に苦しむ。ずさんすぎて、驚き以外ない」と政府を厳しく批判。映像については「素人目には漁船が寄ってきてぶつかったように見える」と述べ、「あの海域は(県民の)漁場でもあるし、平和裏に早めに落ち着かせてもらいたい」

尖閣ビデオ流出、沖縄知事「理解に苦しむ」(読売新聞)

●中山義隆石垣市長

「テレビニュースで映像を見た。(本物であるなら)中国漁船が故意にぶつけてきたのは明らかで、公務執行妨害容疑での逮捕は当然だ。それでも船長を釈放したのだから、この海域は無法地帯になる危険性がある」と指摘。「市民、漁民の安全を守るため、政府は毅然(きぜん)とした態度を中国側に示すべきだ。映像の全面公開も求めたい」

同上

●小禄貴英宮古島漁協組合長

「我々は専門家ではないので、口を挟むべきではないと思っている。流出したことでどんな影響が出るかも分からないので、行方を見守りたい」

同上

●佐藤優

「衝突の事実に変わりはなく冷静に判断すべきだ。ただ、海上保安庁内部から流出し、機密映像が公になったとすれば、背景には規律のゆるみ、組織管理の甘さがあり、見逃せない。中国人船長を釈放した今回の事件処理に対し不満を抱く者の仕業だろうが、それを内部告発という形で解消するのは間違い。厳正処分が実現しなければ、いずれ日本の安全保障にかかわる情報が流出することになる。間もなくAPECが始まるが、政治的効果を狙うのであればもっと直前に配信するはずだ。深い意図は感じられない」

「ゆるむ規律、組織管理の甘さ見逃せず」元外務省主任分析官の佐藤優氏(MSN産経ニュース)

●山田吉彦・東海大教授

映像を見る限りでは、そこまで機密を保持する必要があったのか疑問だ。漁船のほうから故意に衝突したのが分かる映像で、起訴せずに処分保留とした検察の判断への批判は免れない。暴力的な漁船を許してしまっては、海上安全保障や航行の安全を守る観点からも問題がある。適切に情報開示をしていれば、流出という事態にはならなかったはずで、どこまで開示していいのかという方針もなく国会議員に見せてしまい秘密保持は崩れた。領海警備をどう行うべきかという基本的な方針が不明確なのが一番の問題だ。

中国漁船・尖閣領海内接触:ビデオ流出 識者の話(毎日jp)

●岡村久道弁護士

回の問題では「国民の知る権利」と「情報の適正管理」については分けて考えるべきだ。前者については国民の関心事だったため、政府の手で早く公表した方がよかった。後者については、国は国家機密と言うのであれば、管理があまりにもずさん。また、メディアも含めて、知る権利と国家機密のバランスの中で、公表すべきかどうかという立ち入った議論がなされなかったのは反省すべきだ。

中国漁船・尖閣領海内接触:ビデオ流出 識者の話(毎日jp)

2010/11/20追記済

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