求道blog

嘘をつきました ごめんなさい by佐賀県警

Posted in 行政 by UBSGW on 2006年11月23日

実際は横断禁止でないのに「横断禁止」と誤った実況見分調書を作成。このため、家裁が男性側の過失を認定するという問題が起き

さらに

実況見分調書に必要な写真を撮り損なったにもかかわらず、証拠の開示を求めた遺族に対し、「写真はある」とうそを言い続けていた

として

遺族は刑事・民事両裁判が終わったことし7月、・・・捜査の疑問点を挙げた監察申し入れ書を提出・・・県警は9月にまとめた回答書で、「カメラの故障により写真が撮れていなかったにもかかわらず、遺族に対し写真があるかのごとく説明していた」などと初動捜査と遺族への対応が不適切だったと謝罪

のだとか。

これを読む限りでは今ひとつよくわからないところもありますが、県警が嘘をついていたことについて謝罪したということのようです。

引用記事(佐賀新聞)

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関連記事~職質追跡でPTSDと国賠請求

Posted in 行政 by UBSGW on 2006年10月19日

関連記事の紹介です。

落合先生のブログと同様、こちらも私がよく読ませてもらっている「元検弁護士のつぶやき」からです。
「ほんまに職質かいな?」

 私が地元住民なら徹底した調査の上、納得できる説明をしてもらわないと安心できません。

同感です。
結構たくさんのコメントがついていて(なかには現職警察官らしき方もあり)、これがまた参考になります。
一部引用させてもらいますと、

自転車盗でも刑法犯には違いないですから、特に事件の少ない駐在所では検挙のために躍起になってしまうのかもしれません。
当然検挙件数が少なければ、叱責を受けますし、下手をすれば実績低調で分限処分の対象となってしまいますから、必死にもなります。

どこの世界も”数値目標”達成に追われているのですね。
虚偽の自白を強要したくなるのも納得・・・です。

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弁護士 正木ひろし

Posted in 書籍一般 by UBSGW on 2006年7月8日

『正義に生きる』読了。

戦中から戦後にかけて活躍した正木・ 旲(ひろし)弁護士を扱った児童向け評伝。著者は児童文学者の石川光男。

弁護士開業当初は民事事件を多く扱い、金銭的にも恵まれた弁護私生活を送っていた正木が、ある時期から刑事を専門として特に数々の冤罪事件を手掛ることになった人生が子供向けに描かれています。しかし、児童書ながら(児童書だからこそ)人間社会に対するプリミティヴな疑問について改めて考えさせられました。

以下、著者(石川光男)のあとがきより引用

生来わたしはうそがきらいで、うそがまるで生活に必要不可欠なもののように大手をふってまからいとおっている社会が、とてもがまんできませんでした。小さなお世辞のたぐいのうそから、国家間の大きなうそまで、この世にはじつにうそがみちみちています。冤罪事件だって、うそがもとでうまれるものです。・・・商業界ではうそが目にあまるほど流通しています。「うそに乗りおくれるな」とまるで競争しあっているほどです。・・・生活上でも、「ウソも方便」としてこれを許容し、ことをうまくはこぶため、またいやな目にあわないために、どれほどみながシャーシャーとしてうそをついているかしれません。しかも日本の法律はウソには寛大で、他人によほど大損害をあたえるもののほかは、たいがいゆるしているので、うそは風のように自由に日本の空をかけめぐっているのです。

P.S.本書の前半に、高校あたりの世界史教科書には必ずと言っていいほど載っているドレフュス事件が取り上げられています。事件のあらましがとても簡潔平明に書かれています。そんなこんなで、この本は、児童向けとはいえ大人でも高校生でも読んでみる価値のある本だと思います。

いずれもう少しこの本について書いてみるつもりです。
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